高い網羅性と解像度

AIST-IDEA v3 は日本国内のほぼ全ての事業における経済活動を網羅的にカバーし、日本標準商品分類を元にした9500以上のプロセスからなります。また世界平均のプロセスについても準備されております。

幅広い環境負荷物質

地球温暖化、酸性化、オゾン層破壊、鉱物・化石資源に加え、水資源、土地利用等、940以上の基本フローで主要影響領域をカバーしています。

多様な形式で利用・高い透明性を誇る

AIST-IDEA v3 は、原単位化したExcel形式だけでなく、SimaProのような本格的なLCAソフトウエアを使用すると、単位プロセスが連関した形式としてもご利用いただけ、非常に高い透明性を誇るLCAデータベースです。

AIST-IDEA v3 のご提供について

「IDEA (Inventory Database for Environmental Analysis)」 v3.1~3.4 の販売を行っております。

AIST-IDEA について

資源の効率的活用、環境負荷物質の排出削減等のためにライフサイクルアセスメント(LCA: Life Cycle Assessment)がISO14040番台とISO14070番台に規格化され、重要な評価手法となってきています。そのような中で、LCAを実施する上で、検討対象となる範囲のインベントリデータを収集することは必要不可欠です。しかし、全てのデータを収集するためには、膨大な時間や労力を費やしてしまいます。そこで、評価の結果において影響が小さい部分については、「バックグラウンドデータ」を用い、LCA実施者は影響の大きな「フォアグラウンドデータ」を収集して評価の効率化を図ることになります。この観点から、多様な評価に対応できるバックグラウンドデータの整備は非常に重要です。

これまでの「積み上げ型」LCIデータベースは分野による偏りが大きく、また殆ど整備されていない分野も少なくありませんでした。そして、より細かい項目のデータが求められる分野や、環境フットプリント等への対応などから、一定の品質が担保された大規模なデータベース構築が必要とされています。こうした背景を踏まえ、積み上げ法に基づいた、高い網羅性・完全性・代表性・透明性を有し、データ品質も考慮可能なデータベースを構築することを目的とし、統計情報によるデータと積み上げデータをハイブリッドしたインベントリデータベース「IDEA (Inventory Database for Environmental Analysis)」が、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 IDEA ラボによって開発されました。

IDEA Ver3.1 マニュアル第1部を元にTCO2編集