特徴

高い網羅性と解像度

AIST-IDEA の大きな特徴は、農林水産業、鉱業、建築・土木などの非製造業、飲食料品、繊維、化学工業、窯業・建材、金属、機械などの製造業と電力・都市ガス、上下水道、運輸業など、国内のほぼ全ての製品やサービス(一部サービス業を除く)を対象とした高い網羅を誇ることです。更に、 格納されているデータセットは日本標準商品分類など、日本の統計を元に命名されており、そのデータセット数の合計は9,522個と非常に細かい解像度で様々なLCAの実施を強力にサポートします。

(AIST-IDEA v3の産業セクターとプロセス数)

多様な形式で利用可能

AIST-IDEA は、プロセスが集合・連鎖した、透明度が高い単位プロセス(unit process)形式、それらを全て上流遡及して環境負荷物質の入出力だけに換算した原単位(aggregated process)形式の両方で提供することができます。

Excel版では、原単位形式以外に、IPCC 2021 GWP、LIME2、LIME3等の影響評価手法をあらかじめ適用した特性化結果、被害評価結果、統合化結果も含まれています。

国産のプロセスデータ

AIST-IDEA は日本のLCAを牽引してきた国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボによって開発された、日本のLCIデータ、日本の統計情報を元に、日本の全産業を可能な限り細かい解像度でモデル化することを目的として開発・編纂された純国産のLCIデータベースです。前々バージョンとなる IDEA v1.1 は経済産業省のカーボンフットプリント制度施行事業のGHG原単位や、国内で広く利用されているLCAソフトウエアMiLCAにデータベースとして採用されるなど、国内では高い評価と実績を誇っています。

幅広い環境負荷物質

AIST-IDEAは、従来対応していた、地球温暖化、酸性化、富栄養化、オゾン層破壊、大気汚染、光化学オキシダント、各種毒性や、化石資源消費、鉱物資源消費、水資源消費、土地利用に加え、バージョン3からは、LIME3にも対応を開始しました。総数で940以上の基本フロー(人間界と自然界との間の物質等の流れ)でLCAに使用する主要環境影響領域を広くカバーしています。